うさぎさんをお迎えしたら
うさぎさんをお迎えしたら最初の数日から1週間はそっとしておきましょう。
以下は例です。うさぎさんの反応を見ながら調整していきます。
こはるさんは3日目にはある程度慣れてもらえました。
大切なのはこちらから行動するのは控えるというところ過と思います。
基本的にはうさぎさんが希望している様子を見せるかどうかをしっかりと確認します。
うさぎさんが慣れるまでの目安
うさぎさんがお家や飼い主さんに慣れるまで数日~1年程度、場合によっては何年たっても慣れない子もいるようです。
これは飼い主さんの行動や環境だけでなくうさぎさんの性格にもよりますので絶対に急いではいけません。急ぐと余計に慣れなくなりますよ。
うさぎさんに慣れてもらうための鉄則
基本的に全て飼い主さんの要望ではなく、うさぎさんの要望に合わせることです。
つまりはうさぎさんのペースに合わせて対応を変化させていきます。遊びたいとか、撫でたいとかも含めて、全てはうさぎさんのペースに合わせる気持ちが必要です。
もう一点、うさぎさんをびっくりさせる行動をしないことです。突然動かない、早く動かない、過度に大声を出さない、優しく話しかける。こちらが行動する前に一声かけてあげるなどがあげられます。
ただし、ご飯や運動はうさぎさんの要望に合わせると体調を崩しますので体調管理に関してはうさぎさんの要望を断る強さが必要です。
お迎え初日
食事・水換え・掃除など以外はなるべく構わずそっとしておきます。
食事
牧草(主にチモシー)は常に食べられるように補充してあげます。
ペレットは元々食べていたものや量・頻度で与えます。
うさぎさんは好みが激しい傾向があります。
違うものを与えてもすぐには食べてくれません。
水替え
水は水道水にします。
※温水器のお水やミネラルウォーターは避けましょう。
塩素がないと水の劣化が進みやすいです。また、ミネラルウォーターはカルシウムの過剰摂取になる可能性があります。特に海外のミネラルウォーターは硬水が多いですので避けましょう。
効果頻度は夏場は2回/日、それ以外は1回/日で問題ありません。
掃除
基本的にはトイレ(排泄物)の掃除だけです。
うさぎさんはトイレを覚えにくいので床についたおしっこもふき取ってあげます。
また、ケージ下部のトレイに溜まった牧草や排泄物も廃棄します。
※ケージ下部のトレイには新聞紙などを敷いておくと掃除が楽々ですよ。
観察する
一番重要です。
特に牧草・ペレットをを食べない、う●ちが出ていない場合は危険信号です。半日程度続くようであれば購入元などの方に相談した方が良いかもしれません。
元気が無い、ぐったりしている場合も気を付けてあげます。しかしリラックスしているの特別がつきにくいと思いますのでいくつかポイントをあげます。
目に輝きが無い。元気なうさぎさんは目がキラキラしています。
体毛が汚れている。健康なうさぎさんは自分で体を舐めてきれいに保つことができます。
お尻が汚れている。上記と同様です。
下痢をしている。通常は乾いた丸い形状のう●ちです。下痢はかなり良くない症状です。
頻呼吸。走った後等でなければ呼吸数はゆっくりです。
鼻の動きが常に早い。リラックスすると鼻の動きはゆっくりもしくは止まります。ずっと落ち着かない場合は体力を消耗してしまいます。
ただし、勘違いしやすいですがリラックスの合図もあります。
これらの行動はリラックスしている時にも行います。
一部ですが紹介します。
突然横にバタンと倒れる。体の構造上横になる際に倒れるしかないのです。
足を延ばして横になる。すぐに逃げることができないポーズをとるのは安心しているからです。
口をぶるぶるする。気持ちい時などに歯ぎしりをすることがあります。悪寒の様にも見えます。
突然ダッシュする。楽しい時に突然ダッシュします。
ジャンプする。ダッシュと同様に楽しい時に見られます。
2日目以降
食事や観察は継続していきます。ここからはうさぎさんの様子を見ながら可能なら行います。
無理だと思ったら無理しないことが今後のうさぎさんとの生活に大きな影響を与えることを覚えた置きましょう。
声をかけてあげる
うさぎさんは急に大声を出すと怯えます。ゆっくりと優しく声をかけてあげましょう。
声をかけた際にびっくりするようなら、頻度を減らしましょう。
びっくりすると鼻をひくひくして耳をピンと立て目を見開きます。立ち上がることもありますよ。
ペレットを手であげる
準備として手を洗ってから手にペレットを小量乗せます。
うさぎさんに近づけるのではなく10cm位手前で手を待機させます。
うさぎさんが興味を示してゆっくりと寄ってくるのを待ちましょう。その際こちらから近づけない様にしましょう。びっくりしてしまいますよ。
ペレットをお皿であげる前に試してみると良いです。
お皿と並べて手を出してもお皿を選択してしまうだけです。
手や匂いに慣れてもらう
ペレットを上げる時以外もお世話の時に慣れてもらうチャンスがあります。
お世話の際に手をケージに入れた際、うさぎさんの行動によって切り替えてあげます。
必ずうさぎさんの目線より下に手が位置するようにしましょう。
上にあるとそれだけで怯えてしまいます。
際に咬みつく・怯える。まだまだ慣れていません。お世話は最低限にします。
無視する、反応しない。怖いものと感じていない様です。しばらく手を入れておいたまま匂いや人に慣れてもらうのもよいかもしれません。
近づいてくる。興味がある時は鼻をひくひくして近づいてきます。その際は手を動かさずうさぎさんが観察できるように待ちましょう。
触れてくる、ツンツンしてくる。むしろ構ってほしいのかもしれません。額の近くに手があっても逃げない場合はゆっくり優しく撫でてあげましょう。
1週間程度経過したら部屋んぽデビュー?
あくまで目安ですが1週間程度したら室内でのお散歩(部屋んぽ)デビューの頃です。
うさぎさんは縄張り意識が強く、警戒心も強いため、環境に慣れない限りは室内に出てきません。これまでの生活の中で室内が安全な環境だと認識してもらえていれば室内に興味を示して、出てこようとします。
ただし、部屋んぽペースもうさぎさんに任せます。
部屋んぽまでの流れ?
うさぎさんの性格により違いますがいくつかレベルに分けて分類してみます。
Lv1 ケージの外に興味を示す
うさぎさんがケージの外を危険と思っていれば興味を示しません。
まず、外に興味を示していれば少なくともいずれ出たいと思っていると言えます。
こはるさんは4日目くらいには室内に興味を示していました。
Lv2 ちょっと出てみる
興味を示しているのであれば少しだけ出れる環境を用意してあげます。
実際に出るか出ないかはうさぎさんに任せましょう。
こはるさんは5日目に自分で出てきました。
ケージ入り口前マットを重ねて段差をなくしたスペースを確保しています。
Lv3 少しづつ範囲を広げてみる
危険の無いように行動可能な範囲を広げてあげましょう。
危険とは?
うさぎさんは目の前の物を齧ります。感電や異食などをしてしまうと危険なので近づけない様に気を付けましょう。因みに齧らない様に完全に躾けることは不可能だと思ってください。
こはるさんは6日目にはフローリングまで降りてきました。
Lv4 そしどこまでも
すでにLv3でほぼ完了状態ですが。
うさぎさんによっては別の部屋には絶対に行かない子もいればつながった空間はどこまでも行ってしまう子もいます。
うさぎさんの行動範囲を見極めて危険の無いように整理してあげましょう。
こはるさんは外にも出て行ってしまう勢いです。
そのようなことの無いように注意してあげる必要があります。
1週間後には脱走してリビングを冒険していましたよ💦
それ以降の生活について
うさぎさんは1歳くらいまでが成長期となります。
成長期を過ぎるころには食生活の見直しが必要です。
ただし、うさぎさんは食生活にこだわりが強い子が多いです。無理な調整は逆に体調不良を引き起こします。
必要最低限度のことはさせてもらえるように、うさぎさんとの親睦を深めておきましょう。
まとめ
記事はあくまで一例です。動物ですので当然個性があります。
重要なことはその子の特性や性格をしっかりと受け止めて、寄り添ってあげることでしょう。